動物愛護と建築 猫部屋へ リノベーション

私の実家は農家で父が酪農をしていたので小さい頃から牛の世話をして育ちました。
家には牛 犬 猫 鶏 がいました。
時には畑にいた野ウサギを捕まえて(子ウサギを保護)育てたりもしました。
子牛が生まれると子牛にミルクを(脱脂粉乳)やるのが担当でした。

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牛のお産も小さい頃からよく手伝いました。
最初鼻と前足が出てきます。前足が出てくればしめたものです。
出てきた前足にロープをくくり付け家族みんなで力を合わせて糞まみれになって引っ張り出すのです。
生まれたら直ぐにタオルで体を拭いてあげます。
まだ目は見えませんが、最初後ろ足で立ち次に前足で立とうと一生懸命頑張ります。
何時間かするとフラフラしながらでも立てるようになります。
立った時には善く立ったねーと拍手をしてあげます。

初産で逆子の場合もあります。逆子で生まれるのに時間がかかった子は残念ながら亡くなって生まれてくる子もいました。
亡くなった子は畑に穴を掘り埋めて手を合わせました。

そんな生活をして育ったので動物の命の大切さも十分経験して育ちました。今でも動物が大好きです。

竜之介動物病院さんの野良猫のTNRキャンペーンのボランティアとして2015年2月から2019年2月まで5回ほど参加させて頂きました。人と動物の共生。猫の殺処分を減らす素晴らしい取り組みを肌で感じました。

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しかし、野良猫の不妊手術をしても屋外で生活している以上過酷な野良猫の生活は変わらないわけです。
交通事故や、糞尿の問題、餌やり等の近隣トラブルなど問題は残るわけです。

猫は室内で飼養することが必要と思われます。
保護猫を飼養する方を増やすことも野良猫を減らす事に役位だつと考えます。

猫を飼いたいけど飼えないという事情の家庭もあるはずです。

熊本市中央区出水に当事務所(熊本市東区江津2丁目)が所有するアパートの一世帯を猫が暮らしやすいように改装することにしました。今月末には改装を終える予定です。

猫部屋リノベーション前
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猫部屋リノベーションパース
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建築という仕事を通して人と動物が共生する幸せな社会作りの一助になれば幸いです。

保護猫を飼いたいけど今のアパートや借家では無理という方、猫を飼えるアパートを探されている方はご連絡ください。


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